2020.07.19
カナダ国内の各州新型コロナウイルスに関しての最新情報
ブリティッシュコロンビア州:6月24日に第3段階に移行。公衆衛生基準に従えば店内飲食が可能になり、小売店や博物館、観光施設が徐々に再開。在住者は州内やユーコン準州への旅行が可能になりましたが、他の州への不要不急の移動は推奨されていません。
アルバータ州:6月12日に第2段階に移行。レストランの店内飲食、国立公園や州立公園のキャンプ場は再開。在住者は州内の移動に制限はありませんが、他の州への旅行は避けるように要請されています。人口が集中しているカルガリーは各種施設の営業再開に慎重です。
サスカチュワン州:7月6日に第4段階に移行。キャンプ場、釣り、レストランやバー、美術館、カジノなどが既に再開。7月16日以降はライブコンサートもOK。在住者は州外への不要な旅行は避けるように求められています。先住民関連の観光施設は秋以降に再開予定です。
マニトバ州:6月21日に第3段階に移行。小売店、美術館、バー、レストランは営業再開。在住者は州外への旅行を避けるように要請されていますが、ブリティッシュコロンビア州やアルバータ州、サスカチュワン州、ユーコン州、ヌナブト州、オンタリオ州北西部からの旅行者は受け入れ可能としています。
オンタリオ州:7月17日に州の大部分が第3段階に移行し、屋内施設が再開、店内飲食も可能に。トロント周辺やナイアガラフォールズなど州南部は第2段階のままで、トロントでは公共の屋内施設でのマスク着用が義務化されました。全地域でビュッフェやナイトクラブは休業中です。
ケベック州:6月22日から公衆衛生基準を守りながら小売店は通常営業。ホテルやリゾートも再開。飲食店やバーは収容人数の50%で営業中。州在住者は州外への旅行はすべて避けるように強く要請されています。モントリオール周辺の公共交通機関の利用にはマスク着用が必須です。
ニューブランズウィック州:7月3日に警戒レベルが黄色に緩和され、小売店や飲食店はほぼ通常営業。公共の屋内施設ではマスク着用が必須。ニューファンドランド・ラブラドール州、ノバスコシア州、プリンスエドワードアイランド州以外から入る旅行者は14日間の自主隔離が必要。
プリンスエドワードアイランド州:6月26日に第4段階に移行。小売店や飲食店は公衆衛生基準を遵守して再開。7月3日から州内とノバスコシア州、ニューブランズウィック州、ニューファンドランド・ラブラドール州の移動が可能に。他の州から入る場合は14日間の自主隔離が必要。
ノバスコシア州:6月5日から飲食店やパブが再開。7月3日から州内とニューブランズウィック州、プリンスエドワードアイランド州、ニューファンドランド・ラブラドール州間の移動が自由に。他州からは14日間の自主隔離が必要。7月24日から公共交通機関でマスク着用が必要。
ニューファンドランド・ラブラドール州:6月25日に警戒レベルが5段階の2に引き下げられ、飲食店やバーは収容人数限定で営業。国定史跡や州立公園なども再開。在住者は州内の他、ノバスコシア州、ニューブランズウィック州、プリンスエドワードアイランド州との移動が可能。
ユーコン準州:7月1日に第2段階に移行。飲食店やバーは通常営業。在住者は準州内とブリティッシュコロンビア州とヌナブト準州への移動が可能。他の州から入る場合は14日間の自主隔離が必須。陸路でアラスカ州に行き来する米国人は、24時間以内にユーコン準州を抜けること。
ノースウェスト準州:6月12日に第二段階に移行。すべての制限を解除するためには、ワクチン開発や有効な治療法の確立が条件。飲食店は収容人数を制限して再開。在住者は、準州内とヌナブト準州以外への移動は非推奨。州外からの旅行者は、指定地域での自主隔離が14日間必要。
ヌナブト準州:カナダで唯一、新型コロナウイルス感染症患者が発生していない州です。6月22日から小売店や飲食店などほぼすべての営業が再開。在住者は準州内の移動は自由で、ブリティッシュコロンビア州経由でノースウェスト準州に旅行可能。他州からは自己隔離後に入域可。
☆ニュース☆
7月18日午後2時頃、アルバータ州ジャスパーの約100km南にあるアサバスカ大氷原で事故発生。氷河に至る未舗装道路で、パスート社運行の観光バス(スノーコーチ)に落石が当たり、車両が回転しながら崖を落下。乗客27名のうち3名が心肺停止状態。重傷者数名はドクターヘリでエドモントンとカルガリーに救急搬送されています。 事故発生当初は落石による事故と報道されていましたが、詳報が入るにつれて、未舗装道路の路肩が崩れてスノーコーチがバランスを崩した様子がわかってきました。別のスノーコーチに乗っていた人の目撃証言では、車両は崖を4〜5回横転しながら落ちていったそうです。乗客27名のうち3名が亡くなられ、14名が重篤な状態で、10名が重軽傷。車両には運転席以外、シートベルトがありませんでした。体積土砂の崩落事故となると別ルートを造成する必要があり、環境保全の観点からカナダ公園局の認可が必須。認められなければ雪上車観光は今後再開できない可能性もあります。
7月18日午後2時頃、アルバータ州ジャスパーの約100km南にあるアサバスカ大氷原で事故発生。氷河に至る未舗装道路で、パスート社運行の観光バス(スノーコーチ)に落石が当たり、車両が回転しながら崖を落下。乗客27名のうち3名が心肺停止状態。重傷者数名はドクターヘリでエドモントンとカルガリーに救急搬送されています。 事故発生当初は落石による事故と報道されていましたが、詳報が入るにつれて、未舗装道路の路肩が崩れてスノーコーチがバランスを崩した様子がわかってきました。別のスノーコーチに乗っていた人の目撃証言では、車両は崖を4〜5回横転しながら落ちていったそうです。乗客27名のうち3名が亡くなられ、14名が重篤な状態で、10名が重軽傷。車両には運転席以外、シートベルトがありませんでした。体積土砂の崩落事故となると別ルートを造成する必要があり、環境保全の観点からカナダ公園局の認可が必須。認められなければ雪上車観光は今後再開できない可能性もあります。
在カナダ日系ツアーオペレーター協会